Ginza Net Times Vol.22
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29 Ginza Net Times嵐山の駅前という立地にありながら、その佇まいは楚々と穏やか。あぁ、京都へ来たんだと、実感させてくれる雅や雰囲気をまとっている。しかも、昨年オープンしたばかりだというのに、平安の時代から脈々と流れる京独特の存在感をも漂わせる。これが嵐山という土地柄ゆえの空気なのだろうか。老舗の湯宿を訪れたかのような懐かしさがうれしい。 風姿門と名付けられた門をくぐって館内へ入ったら、まず、靴を脱ぐのが流儀。なぜならこの宿の廊下は、畳を敷き詰めてあるからだ。部屋までの小路は京の町に見立てられており、散策気分でそぞろ歩けば、西陣織や鼓の意匠が目を愉しませてくれる。さりげないが、とても贅沢京都 嵐山温泉 花伝抄宿の中に小さな京都が雅にくつろぐ湯宿なおもてなしを部屋に着くまでの間に受けることになるのだ。 京都らしい風情がふんだんに感じられる客室も楽しいが、やはり、温泉について語らない訳にはいかないだろう。天然の嵐山温泉の湯が楽しめるのは、大湯屋「平安の湯」の内風呂。美肌効果も期待できる美人湯は女性客からの人気が高い。併設されている露天岩風呂は、薬用植物のエキスや果実が入った薬湯。京歴にしたがい、その時々の旬を湯に浮かべて楽しむ、というのが風流だ。 もうひとつの宿のお楽しみである食事も京都ならではのおばんさい。粋を凝らした四季折々の美味を、少しずついろいろと。ここにも京文化が息づいている。[取材協力]京都 嵐山温泉 花伝抄夜はゆったりと個室のあるお食事処、美食小路「北山遊水」で。一汁五菜をコンセプトにした四季替わりの会席は、旬の素材を京都らしい品のいい味付けで仕上げたお膳です。その他、選べるおばんさいやあつあつ天ぷらのオーダビュッフェも。浴衣処では、カップルがお揃いで着られる花伝抄オリジナル浴衣の他、京の伝統である柄・文様をあしらったお好みの浴衣と帯をセレクトできます。お部屋には作務衣も用意されているので、好みで着替えてみては?浴衣ではんなり、作務衣でゆったり露天岩風呂付きの大湯屋の他に、3つの露天風呂を含む個性豊かな5つの貸切湯屋も。ひとつひとつ趣きが異なる湯をめぐれば、これもまた、湯浴みの醍醐味。格子や障子などに京らしいモチーフを活かした「京町屋」。京の和に洋の魅力を取り入れた「京モダン」。白木の風合いにぬくもりを感じる「京和風」。3タイプの客室はどれも古都らしい落ち着きが。京都府京都市西京区嵐山西一川町5-4 ☎075-863-0489アクセス・電車:JR東海道新幹線京都駅下車、京都市営地下鉄烏丸線に乗り換えて四条駅下車、阪急烏丸駅より桂駅経由で、阪急嵐山線嵐山駅下車、徒歩1分 車:名神高速「京都南IC」より国道1号線、国道171号線経由で約40分料金(1名あたり)・平日1泊2食付(2名1室)16,000円~http://www.hotespa.net/hotels/kadenshoまるで、おばんさい横丁とでも呼びたくなるビュッフェスタイルの朝食。美食の地ならではの趣向を凝らした美味しさがズラリと並びます。注目ポイント

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