Ginza Net Times Vol.26
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5 Ginza Net Times1971年、東京都生まれ。東京アクターズスタジオ第一期生となり、94年に『居酒屋ゆうれい』でスクリーンデビュー後は、単館系の映画作品で演技を磨き、『ニンゲン合格』『帰郷』『休暇』などの作品でさまざまな映画賞を獲得する。端正な顔立ちと引き締まった肉体は歳を重ねても衰えることはなく、独特の存在感と相まって女性ファンばかりか、多くの映画ファンを惹きつけている。〝馴染みの京橋から足を伸ばして、これから銀座を楽しみたい〟にしじま・ひでとし刑事として、男として菊田がつける決着とは スペシャルドラマからスタートした『ストロベリーナイト』ですが、ワンカメで撮影したり、連ドラでも1つのエピソードを2〜3話で展開するなど、もともと映画的な作りをしてきた作品ですから、今回はもっとも見せたい形になったと思っています。僕自身も、同じ役にこれほど長く関わるのは初めてなので特別な思いはありますね。 僕が演じる菊田という男は、単独ではあまり光らないし目立たない。姫川班の中にいてこそ活きるキャラクターだと思います。そしてものすごく不器用な人間ですよね。特に恋愛に関しては(笑)。ここで振り向けってところをことごとくスルーするし、相手がサインを出しているのに気づかないし。本当に間が悪い(笑)。個人的にはそういうところがチャーミングだと思いますけどね。 菊田は個人的な思いを抑えて、大人として、プロとして仕事をまっとうする男だと考えているので、姫川主任との関係において恋愛を意識したことは実はあまりなかったんです。ただ今回の劇場版では、男が惚れる男・牧田という人物が新たに登場して、そのあたりに少し変化があるかもしれません。牧田には姫川主任と共鳴する部分もあるし、牧田を演じる大沢たかおさんもカッコいいし、客観的に見て、菊田としてはちょっと不利かな(笑)。菊田にしても、姫川主任にしても、刑事である前にひとりの人間だという感情の揺れが見え隠れして、単なるミステリーに収まらない陰影を物語に与えていると思います。 フィクションの中ではありますが、姫川班の結束というか、チームワークはリアルなものだったので、映画を撮り終えた今は、寂しい気持ちもあります。 けれど、たくさんのいい俳優さんたち、本気で演技に向かっていく人たちと一緒に仕事ができるのは本当に楽しい経験でした。劇場版は、姫川班最後の事件となります。ドラマから見守ってくださったファンの方には、ぜひ、映画館に足を運んでいただき、見届けてほしいですね。 銀座ではありませんが、京橋にならちょくちょく足を運んでいます。ここでしかかからないような古い映画を観に行くんです。小さい頃からとにかく映画を観るのが好きで、それは今も変わりませんね。DVDより映画館で観る派なので、京橋では50年代〜70年代くらいの古い映画をよく観ています。あ、銀座って京橋のお隣ですよね。映画を観る時にちょっと足を伸ばしてみればいいのか(笑)。 銀座には美味しいスイーツがいろいろあるという噂は聞いています(笑)。個人的にそこはすごく魅力的なんですが、銀座は大人の街という印象があって、自分にはまだ早いと思っていました。なんとなく敷居が高いイメージがありましたけど、よく考えてみれば、僕も世間から見れば充分に「大人」の年齢ですから(笑)、そろそろ銀座が似合う男にならないといけませんね。Profile大人と呼ばれる歳になり、銀座が似合う男になりたい2010年11月にスペシャルドラマが放送され、今年1月~3月には連続ドラマとして好評を博した『ストロベリーナイト』。刑事ドラマとしては珍しく、多くの女性ファンのハートを掴んだヒット作がスクリーンに登場する。劇場版では、原作である誉田哲也氏の人気ミステリー『姫川玲子シリーズ』の中でも最高傑作との呼び声の高い『インビジブルレイン』を軸に描かれていく。複雑に絡み合う連続殺人の真相とは。決して出逢ってはいけない男・牧田と姫川、そして姫川を見守り続けた菊田、三者三様の思いとは。全編を通して降り注ぐ雨の中、姫川班最後の事件が幕を開ける。Cinema Previewストロベリーナイト●監督:佐藤祐市●出演:竹内結子 西島秀俊 大沢たかお2013年1月26日(土)より全国ロードショー©2013 フジテレビジョン S・D・P 東宝 共同テレビジョンFNS27社 光文社

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